大学博物館等協議会は、会員相互の緊密な連絡と協力により博物館活動の進展に寄与し、当面する問題の解決を図っていくために大学附置の博物館や設置準備委員会、国立博物館等で創設された団体です。2024年10月現在、加盟組織は44団体です。
加盟館一覧
北海道・東北
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北海道大学総合博物館
札幌農学校開校以来140年間で収集された約400万点の学術標本の一部を展示、北大の歴史や各学部等の研究・教育、最新の一押し研究を紹介しており、グッズショップ、カフェも併設しております。
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北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園
博物館部門は1877年に開拓使によって設立された札幌博物場を起源とし、1884年に北海道大学の大学博物館となりました。北海道最古の博物館であり、歴史に根差した標本・資料を多数所蔵しています。
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弘前大学資料館
本学の歴史を伝える貴重な資料、地域社会・文化・自然に関連する研究・教育の成果を展示・紹介し、本学の教育に資するとともに、北東北地域との連携に寄与することを目的としています。
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岩手大学ミュージアム
岩手大学ミュージアム本館は、盛岡高等農林学校時代に図書館として使われていた建物で、2003年のリニューアル後、岩手大学の研究成果や研究資料を保管・展示・公開しています。
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岩手大学農学部附属農業教育資料館
我が国最初の高等農林学校として大正元年に建てられ、国の重要文化財に指定されている建物です。高等農林学校時代の資料や宮沢賢治に関する資料を多数展示し、一般公開しています。
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東北大学総合学術博物館
資料標本を用いた研究教育活動に取り組むとともに、理学部自然史標本館での常設展示、学内外の施設を利用した他機関との共同での企画展や講演会などの活動を行なっています。1998年設立。
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秋田大学大学院国際資源学研究科附属鉱業博物館
鉱業博物館の歴史は、1911年開校の秋田鉱山専門学校の列品室に始まります。3,300点の鉱物・岩石・化石と鉱業関連の展示から、地球史と資源開発について知ることができます。
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山形大学附属博物館
郷土室から数えて90年以上の歴史があり、現在の施設は2015年に完成しました。常設展の他、特別展・公開講座を実施しています。古文書を中心に3万点以上の資料を有する総合博物館です。
関東甲信越
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東京大学総合研究博物館
1966年創設の東京大学総合研究資料館を改組して1996年に設置。学術標本を基軸とした先端的な教育研究、公開発信を推進するユニヴァーシティ・ミュージアム。
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東京藝術大学大学美術館
東京藝術大学のキャンパス内にあり、前身である東京美術学校が1887年に設置される以前から収集された作品や学生制作品などのコレクションは、国宝・重要文化財23件を含む約3万件にのぼる。
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東京科学大学博物館
百年記念館の地階と2階には明治期以降の我が国のものつくりの発展を支えた本学の教育の歴史、研究成果の展示室があり、1階は多目的な学修スペースとして開放されています。
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東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム
1902年、旧東京水産大学の前身の農商務省水産講習所に設置された標本室に始まります。大型鯨類の骨格標本など海洋生物の標本や漁具等の展示を通じて海と人との関わりを紹介しています。
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東京農工大学科学博物館
希少性が高い浮世絵、繭、動態保存されている繊維機械の他、本学の研究成果を展示している。農工大と工学部の過去・現在・未来を語る「情報発信基地」としての役割を担っている。
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新潟大学旭町学術資料展示館
2001年の開館以来、大学が所蔵する貴重学術資料を展示する常設展のほか、様々なテーマで企画展を開催しています。1929年に新潟師範学校記念館として建設された建物は国の登録有形文化財です。
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信州大学自然科学館
2012年に開館して以降、展示、見学イベントを通じた地域貢献、中高生による探求学習の場としても利用されています。貴重なライチョウの標本から50万点の植物標本まで、様々な資料を収蔵しております。
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国立科学博物館
1877(明治10)年に創立された、日本で最も歴史のある博物館の一つであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。
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国立歴史民俗博物館
1983年開館。文献史学・考古学・民俗学および自然科学を含む関連諸学の協業、ならびに研究成果の可視化(展示化)を通じた闊達な議論のもと、日本の歴史と文化に関する研究を推進する大学共同利用機関です。
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慶應義塾ミュージアム・コモンズ
慶應義塾のコレクションを巡る活動を繋ぐハブとして機能するミュージアム。創造的「空き地」をコンセプトに、学内外と協力・連携しながら、展覧会、イベント、教育・研究やデジタル・アーカイヴの運用を進めています。2021年開館。
中部
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富山大学和漢医薬学総合研究所民族薬物資料館
漢方医学や中国医学、インド医学で用いられる生薬を中心に30,000 点余の生薬標本を保存・展示しています。質・量ともに国内屈指の生薬博物館で、教育・研究に活用されています。
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金沢大学資料館
1989(平成元)年に設置され,本学および前身校関係の学術標本・大学史料・埋蔵文化財を収集・整理・保存・公開し,博物館実習等の教育活動にも協力しています。2022(令和4)年には埋蔵文化財調査センターと統合しました。
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岐阜大学教育学部附属郷土博物館
当館は、岐阜県師範学校時代に収集した岐阜県内出土の考古資料をはじめ、江戸時代の文書類、岐阜県師範学校および岐阜県女子師範学校に関する記録資料とともに、植物腊葉標本も収蔵している。
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静岡大学キャンパスミュージアム
本ミュージアムは1999年に準備室として発足し、2021年4月に新規オープンしました。モノを介した研究の魅力を伝える場とし、またモノを介して学内外の人々が交流する場としています。
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名古屋大学博物館
2000年4月に国内で5番目の総合大学博物館として誕生しました。名古屋大学所蔵の学術標本・資料、ならびに大学における研究成果のフィードバック・資源化・社会還元を総合的にかつ国際的に行うことを目的としています。
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愛知学院大学歯学部歯科資料展示室
歯科医学の歴史的資料を保存管理するため1986年に開設。現在は化石人類の頭骨模型や多様な生物の骨格標本なども多数展示し、比較形態学や生物多様性についても学べます。
近畿
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滋賀大学経済学部附属史料館
当館は1950(昭和25)年の設立以来、滋賀県下の貴重な古文書の収集・整理を行い、教育・研究に供しています。18万5千点に及ぶ史料の中には近江商人が残した史料をはじめ、国宝「菅浦文書」の他2件の重要文化財が含まれます。
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京都大学総合博物館
京都大学が教育研究のため建学以来収集に努めてきた260万点の資料を収蔵する大規模な大学博物館です。大学の教育研究活動をひろく社会に紹介する「窓」となることを期待して1997年に設置されました。
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京都工芸繊維大学美術工芸資料館
学内の教育研究施設として1980年に設立。所蔵する美術工芸資料は、前身校の一つである京都高等工芸学校の創立以来の収集品が基盤となっており、常設展示と年間6~8回程度の企画展示を通じ一般に公開しています。
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大阪大学総合学術博物館
2002年に発足して以来、待兼山修学館にて常設展示、企画展・特別展を中心に各種イベントを精力的に開催しています。今年、創立20周年を迎え記念展示やシンポジウムを行います。
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大阪大学適塾記念センター
適塾は幕末の大阪に緒方洪庵が開いた蘭学塾で、大阪大学の「精神的源流」とされています。適塾・洪庵や大阪学・オランダ学に関する研究・社会教育活動を展開しています。
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神戸大学海事博物館
神戸大学深江キャンパスの正門を入ってすぐ右の講堂1階部分にあります。毎年、海の日を記念して、7月中旬から翌年5月頃の間、企画展を開催しています。また、秋季には海事博物館セミナーや大学博物館連携による共同企画なども開催します。
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国立民族学博物館学術資源研究開発センター
国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館しました。2024年には創設50周年を迎えます。
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大阪大学中之島芸術センター
2023年4月、大阪大学発祥の地に新設された、「大阪大学中之島芸術センター」には、芸術の研究と教育に加え、芸術の実践も行える場として、スタジオや展示室が設置されています。
中国・四国
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島根大学総合博物館
松江キャンパス内にある本館(愛称:アシカル)と学外の松江城下町にある分館(島根大学旧奥谷宿舎)とがあります。主に、島根大の学校史、島根の自然・歴史に関する展示を行っています。
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広島大学総合博物館
2006年11月開館。「キャンパスまるごと博物館」構想を推進。学内に絶滅危惧種100種(2022年4月時点)、全学収蔵資料数126万点(2015年11月時点)。キャラクター「ヒロッグ®」も人気。
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広島大学医学部医学資料館
国立大学医学部では最初の資料館として1978年に設置された本館には、約230年前に広島の医師が作った世界初の木製人骨模型や、江戸時代に杉田玄白らが翻訳した「解体新書」の初版本などが収蔵されています。
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山口大学埋蔵文化財資料館
当館は昭和52年に竣工し、翌昭和53年より学内の埋蔵文化財保護業務を担当するとともに、得られた考古学情報を展示を含め様々なメディアで公開しています。
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香川大学博物館
2007年に設置され、2008年に開館して以来、展示・講演会・レクチャー・野外体験教室などを通し「大学の窓」としての活動を行なっています。2021年度と2022年度は、大学博物館等協議会の会長校を務めています。
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愛媛大学ミュージアム
平成20年11月に、本学の研究成果や資料を無料で公開する施設としてオープンしました。岩石・鉱物、昆虫、土器などの多彩な研究資料をわかりやすく見ていただける展示空間を構成しています。
九州・沖縄
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九州大学総合研究博物館
当館は2000年に設置され、2018年九州大学の伊都地区移転完了後も箱崎サテライトの旧工学部本館にて活動を継続しています。収蔵資料は自然史系・歴史系あわせて150万点に及ぶ教育・研究拠点です。
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熊本大学五高記念館
重要文化財である建物は1889年に第五高等学校本館として建築されました。熊本地震からの復旧工事が完了し、現在は建物を中心に公開しています。第五高等学校関係資料の展示は来春以降になります。
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宮崎大学農学部附属農業博物館
1935年に開館し、農・林・畜・水産業に関する資料・宮崎の自然・農学部の研究成果を展示紹介しています。学芸員養成の講義や実習、一般の方や児童生徒を対象とした講座等も行っています。
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鹿児島大学総合研究博物館
2001年4月に設立され、鹿児島大学とその前身校に由来する資料や、植物・魚類・動物骨格・化石鉱石・考古資料などから鹿児島を中心とする自然・文化の調査研究、情報発信を行っています。
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琉球大学博物館(風樹館)
主に琉球列島で収集された約17万点の標本が収蔵されており、沖縄の生物のタイプ標本(675点)、首里城関連の考古資料(約2100点)、沖縄の結縄資料(約100点)などの貴重な標本が含まれています。
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長崎大学熱帯医学研究所
熱帯医学ミュージアム1974年に熱帯医学資料室として発足し、その後何度かのリニューアルを重ね現在に至っています。熱帯病に関する概説パネルを始めとして、寄生虫、細菌、ウイルス、病原媒介昆虫、危険動物などの標本、 映像、書籍等、熱帯病に関する様々な資料を展示・保存しています。
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